乾燥薪とは
乾燥した薪とは含水率(木質と水分の比率)20%未満のものを言います。含水率は一般的に「含水率計(水分計)」で測ります。未乾燥(含水率20%以上)の薪を燃やすと、水分が蒸発するまで燃えずに煙を出しながらくすぶり続けます。その煙にはクレオソートやタールといった有害物質が発生します。また、安定した燃焼時に比べて有害な一酸化炭素も多く含まれているので、絶対に未乾燥の薪を燃やすことは控えましょう。
未乾燥薪を燃やすと、煙突から多くの煙がでます。ただし、着火間もない薪ストーブ本体の温度が低い時に発生する白い煙は全てが不完全燃焼の煙ではありません。たとえ含水率が18%だったとしても水分が入っている薪を燃やせば、まず水分から蒸発するため、白い煙の中に水蒸気も含まれるからです。ただし、その不透明度が20%(煙の向こう側がよく見えない)以上になると大気汚染につながると言われています。